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11.平成15年第2回二宮町議会定例会 議会報告

平成15年第2回二宮町議会定例会において質問した内容を掲載いたします。

以下は、議場の発言そのままを文章にしたものです。ご了承下さい。

件名    国立小児病院跡地について

要旨    1. 移転後の国との経過について 2. 跡利用について 

○議長【西山伊三郎君】 杉崎議員。

〔15番(杉崎俊雄君)登壇〕

○15番【杉崎俊雄君】 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 私は、昨年の第4回町議会定例会で、町民サービスについての一般質問をさせていただきましたが、その折り、町長は、町立体育館、国立小児病院の跡地、漁場の3つをリンクして考えるのが山西地区の課題だと答弁をされております。そこで今回は、国立小児病院の跡地についての質問をいたします。

 国立小児病院二宮分院は、国立神奈川病院への統廃合により平成14年2月末に移転されました。その後、施設の解体工事が行われ、現在は鉄製の柵がめぐらされてさら地になっております。この跡地利用については、本年2月の議員全員協議会で説明があり、二宮町としては、この小児病院跡地を買い取りする考えがあるということで、厚生労働省に対して買い取りの要望書が出され、現在も引き続き事務レベルでの交渉が続けられていると伺いました。そしてまた、町では、この跡地利用について、子育て支援関係の施設としての活用を検討しているようなことも漏れ聞いております。

 そこで、次の2点についてお尋ねいたします。1点目は、国立神奈川病院への移転により小児病院の国との交渉経過についてで、ございますが、跡地買い取り交渉の進捗状況、さらには、何か買い取り条件というような事柄が示されているものかどうかについてと、買い取りにかかるスケジュールなどについて、現在の時点で具体的に説明していただけるところがあれば答弁願います。

 2点目は、小児病院敷地の跡利用についてで、ございますが、町として、小児病院跡地を取得した場合に、跡地利用の検討についてはどのような考えがあるのか。また、その利用について具体的な考えがあればお示しください。

 以上の質問事項でございますが、私の聞いているところでは、国立小児病院二宮分院は、ぜんそくやアトピーの子どもたちが多く通院し、あるいは、入院して、これまで何千人もの子どもの病気を治してきたということで、国立病院の統廃合計画が明らかにされてからも、この病院の存続を求める陳情や、二宮での医療の継続を求める陳情が何度も父母会などから議会に提出され、そのたびごとに議会では、内閣総理大臣、厚生労働大臣などに二宮分院の存続を求める意見書や、二宮分院の医療の継続を求める意見書を提出してこられたと伺いました。このようなことから、この小児病院跡地利用の今後の行方をこれからも注意深く見守っていきたいと思いますので、よろしくご答弁ください。

○議長【西山伊三郎君】 町長。

〔町長(古澤吉郎君)登壇〕

○町長【古澤吉郎君】 それでは、杉崎議員さんの一般質問に対してお答えさせていただきます。

 昨年の12月定例会のときに杉崎議員から、町民サービスプラザの設置についてというご質問をいただきましたが、私は、百合が丘のサービスプラザをつくる際、地域のコミュニティづくりを目的とした施設機能として、行政サービス、消費生活相談、そして子育て支援の3つの機能を有する施設を整備して住民サービスの拡充を目指していきたいといたしました。これを受けてご質問の山西地区へのサービスプラザについては、国立小児病院跡地を視野に入れながら、今後も施設整備を検討していきたいと答弁させていただきました。そこで、今回の国立小児病院跡地については、国との交渉経過の過程で、子育て支援施設の案が浮上し、今後の検討課題とさせていただきました。交渉経過等の詳細につきましては総務部長より答弁させますので、よろしくお願いします。

○議長【西山伊三郎君】 総務部長。

○総務部長【原 幸男君】 それでは、杉崎議員の一般質問に対するご答弁について、最初に国立小児病院の跡地利用について、厚生労働省との交渉経過についてのご説明をさせていただきたいと思います。

 まず、交渉の内容でございますが、今年の2月の議会全員協議会で報告をさせていただきましたとおり、昨年の6月には町長より厚生労働省に対しまして、町が跡地を購入する意思があるということを表明させていただきました。また、さらに、昨年の9月ですけれども、国に対しまして、国有財産の処分に当たっての要望書を提出させていただきまして、払い下げの要望を行ってきたというところでございます。国立小児病院の跡地利用につきましては、従来から厚生労働省は、二宮町の意向は尊重したいとしておりまして、この間、国と町は双方で協議を進めてきたということでございます。

 当用地につきましては、二宮町の山西の240の5、ほか3筆ございまして、いずれも宅地でございます。総面積で9,891.58平米ございます。町といたしましては、用地の取得に必要な跡地の利用プランや財源の確保の検討など、事務レベルでの検討は続けておりますが、方向性が定まっているわけではないというのが現状でございます。

 次に、国が考えております売り渡し条件等についてで、ございますが、現在、交渉を持っておりますのは、関東信越厚生局病院管理課という部局でございますけれども、来年度以降は、この部局は整理統合されまして、国立小児病院二宮分院の敷地についても、いずれは財務省に移管をされることになるようでございまして、これらのことから、厚生労働省の意向でございますが、本年度いっぱいには町への売り渡しを完了したいということでございます。

 なお、買い取り条件については国からまだ示されておりませんが、今後も厚生労働省との交渉を続けていく考えでございます。

 続いて、2番目の小児病院敷地の跡利用についてでございますが、町では、庁内組織といたしまして、国立小児病院二宮分院跡利用職員検討会を立ち上げ、跡利用計画を検討してきたという経過が、まずございます。その検討の中では、この敷地が国立小児病院の跡地であったことや、また国の所管が厚生労働省であったことから、保健や福祉、医療の分野で検討することとし、特に少子高齢社会の時代を迎えまして、本町としてもニーズの高いと思われます子育て支援施設を考えてまいりました。

 なお、交渉の当初からですけれども、旧の病院敷地の南側斜面につきましては緑地保存山林として保護していくことを考えておりまして、この部分は現況のまま保存するので、できれば無償提供していただきたいと、このようなお願いもさせていただいてきております。これまでの経過については、このような様子でございます。

 今後の利用計画の進め方でございますが、まだ詳細な部分については何も決定しておりませんし、これから具体的な施設の検討をする時間は、まだ十分残されていると思いますので、改めて基本構想の段階から町民の皆様にも入っていただきまして、ご意見を伺いながら跡地利用の検討委員会、例えばでございますけれども、検討委員会等も立ち上げさせていただきながら時間をかけて検討していきたいと、このように考えてございます。

 なお、議員の皆様にも、ぜひお手伝いをしていただければと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上でございます。

○議長【西山伊三郎君】 杉崎議員。

○15番【杉崎俊雄君】 1点目の小児病院跡地の交渉経過については、町が買い入れの申し入れをした後、現在まで国と町と双方で協議を続けてきたということで、ここまでの経過は丁寧な説明をありがとうございました、よくわかりました。

 その中でも、特に跡地の買い取り条件等については、国との今後の交渉になるということでございますが、町としては、跡地利用を考える場合には、できるだけ安く買いたい、売り払ってほしいというのが本音であると思います。私ももちろんそう思っておりますし、町民の皆様も、そう思っているにちがいございませんので、今後の買い取り交渉がうまく進むことを期待しております。これは、要望にしておきます。

 また、小児病院跡地の南側斜面のついた、当初から緑地保存山林ということで、将来にわたって現状のまま保存する考えでいるような話も出ておりましたが、やはり、民間開発等になれば、先ほども田辺議員の一般質問にもお話が出ていましたが、海岸の松などが伐採されてしまい、そういうことも心配されますので、町が買い取りをするという意思決定をされたと思いますが、その辺の考えを、改めてもう少し詳しくお願い申し上げます。

 次に、2点目の跡地利用の件ですが、町では、この施設が小児病院の跡地であるということで、何か子育てに関係した建物、例えば、お母さんと子どもが常に利用できるような施設を考えたということでしょうか。先ほども子育て支援施設を考えてきたと答弁なさいましたが、町が当初から考えてきた内容について、もう少しお伺いいたします。

 また、最後になりますが、町としては、財政状況が厳しいわけでございますが、どのように財政措置をしていけば跡地購入が可能になるかどうかということも含めて、買い取り計画もあると思いますので、町としての考えをお聞かせください。

 以上、3点の再質問をお願いいたします。

○議長【西山伊三郎君】 総務部長。

○総務部長【原 幸男君】 杉崎議員の再質問についてお答えをさせていただきたいと思います。

 まず、最初に、小児病院の跡地を買い取りするということで町が意思決定をしたという、その辺の考え方についてというご質問でございますが、これについては何点かあるわけでございます。最初、議員のご質問にもありましたとおり、特に海岸の松林のことについては、町としても重要課題ということで考えておりまして、町が跡地を取得することによりまして、ぜひ、これらの土地については、緑地保存山林として現状のまま保存できればということが、まず第1点、重要な要素としてとらえさせていただいてございます。

 それから、2つ目でございますけれども、地方自治体として町が国有地を、跡地の買い取りをすると、その申し入れをするということで、特にこれについては民間会社に売り渡すよりも地方公共団体ということでございますので、非常に有利な条件で買い取りがお願いできる、低額での買い取りが期待できる、このようなことが交渉の中で話が出てきてございます。

 それから、3点目でございますが、町が跡地利用を考えた場合に、特に山西地区の中でのあそこの場所については、立地条件がよいということで、これらのことも考慮して、できれば、この用地を有効利用できればと、そのような考えの中で町は跡地の買い取りを意思決定させていただいたということで、特に、先ほどもご答弁させていただきましたが、町長より国のほうに跡地の買い取りをする考えがあるのだという意思表示をさせていただいたと、そういう経過でございます。

 それから、次のご質問の中で、跡地利用についての子育て支援施設を考えていきたいということで、もう少しその辺を具体的にというお話でございますが、どのような施設を計画してきたということでございますが、まず、国との買い取り交渉を進めていく上で、町が何も計画をつくらずに、この辺の土地を払い下げということはなかなかできませんで、跡地利用職員検討委員会という組織を、先ほども答弁させていただきましたが、立ち上げをさせていただいて、その中で、まず子育て支援施設という考えが出てきたわけでございます。まず、その考え方を基本に、平成15年度から立ち上げをさせていただきまして二宮総合長期プランに子どもの館というものがあるわけでございますが、この辺も素案とさせていただいて、現在、国との交渉を始めさせていただいたということでございます。今後は町民の皆様にもぜひご協力をいただきまして、具体的な事業計画に入っていく前に、跡地利用の検討委員会等も立ち上げをさせていただいた中で、ぜひ、計画を練り上げていくことができればと、このように考えているわけでございます。

 それから、跡地の買い取りの関係でございますが、厚生労働省等の関係もございまして、早急に取りまとめが必要でございますけれども、町としては、事業着手はまだ数年先と考えられますので、時間をかけて、ぜひ計画を取りまとめていきたいと、このように考えているわけでございます。

 それから、もう1点のご質問でございますが、跡地の買い取りということについてで、ございます。まず、国の厚生労働省との関係でございますが、跡地の処分については、先ほどもご答弁させていただいたとおり、今年度いっぱいという国のほうの意向があるわけでございまして、国が予定しているということもございますので、それらについての対処なり、また考え方の取りまとめがここで、やはり必要になってきたということでございます。ぜひこの辺についてはご理解をいただきたいと考えております。

 一方で、町の関係でございますが、当然、本年度の予算の中では、この辺の跡地の買い取りの予算の確保をしているわけではございません。引き続き、町財政にとっては非常に厳しい状況でございますので、条件が合うということが前提になるわけでございますけれども、仮に条件が合った場合につきましては、できれば二宮町の土地開発公社によりまして、まずは先行取得をさせていただいて、その後に土地購入については、後年度での一般会計によります数年にわたる分割購入、こんな方法が考えられるかなということで現状は考えておりますので、どうかひとつよろしくお願いしたいと思います。

○議長【西山伊三郎君】 杉崎議員。

○15番【杉崎俊雄君】 丁寧に説明をいただきましてまことにありがとうございます。町が用地を求めていくことの考え方は理解をさせていただきました。また、跡地利用については、あくまでも町民の皆様の意見を伺ってから基本の段階から構想を練っていくということで、町の姿勢としては理解できますが、今後、検討委員会をつくったときに、我々、定例会ごととおっしゃらず、随時、情報提供などをしていただければありがたいと思います。これは要望にしておきます。

 跡地買い取りのスケジュールでございますけれども、本年度中に国から払い下げを受けたとしても、町は数年かけてこれを買い取るということでございますが、跡地利用について検討する時間が十分あると思いますので、できれば、我々議会としても何か町のために協力したいと思いますので、我々議会にも発言をできる場所等を用意していただければありがたいと、これも要望しておきます。

 最後に、買い取り計画の中で、今、部長が答弁なさいましたが、土地開発公社、先行取得は理解できました。しかし、町は財源が厳しい状況でございますので、国との交渉は、ぜひとも町の財政状況も訴えていただき、町民の皆様のために、できるだけ低額での用地確保をお願いしたいということでお願いしておきます。

 以上で質問を終わります。

○議長【西山伊三郎君】 杉崎議員の一般質問を終結いたします。



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