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17.建設経済常任委員長報告について

 建設経済常任委員会の委員長報告を申し上げます。

 去る9月2日の本会議において、本委員会に付託されました、平成17年請願第2号「桜美園周辺住民の健康を守るための請願」を議題とし、9月5日午後2時20分より第一委員会室において委員会を開催致しました。出席者は委員全員、議長、町長、助役、経済環境部長、環境衛生センター所長、環境課長、課長補佐兼業務係長、課長補佐兼廃棄物対策係長ほか傍聴議員、請願趣旨説明者、及び一般傍聴者でした。3名の方による請願趣旨説明の後、質疑応答を行い、その後、執行者より補足説明があり、続いて参考質疑に入りました。概要は次のとおりです。

委員 「住民の皆さんと町側がもう少し歩み寄って、会話や対話ができないものなのかと思うが、住民の方が一番騒がれている環境負荷の問題で、いろいろな健康の害がでるという中で、町側は、こういう言葉に対しどのように考えているのか。町が前向きに住民の声に耳を傾けるという姿勢があったら良いとおもうが、どのように考えているか」

執行者 「健康被害について、理解いただきたいのは、現在、係争中であるということです。平成14年5月に裁判に訴えられました。その前まで、地域の自治会の皆さんと町は話し合い等をおこなっていた経緯があります。裁判に持ち込まれたということで、なかなかその点には触れられなくなったということです。」

委員 「環境負荷の一点集中ということで、桜美園にごみの積替施設も一切、だめだという意見だが、今の状態では、計画そのものがちゃんとあるわけで、調査をしたり、19年度末の停止に向けて、計画的な外部搬出先の検討をしている中で、もう少し、オープンに出せられる行政の姿勢というのが、理解を深めるように、前向きに進めようという考え方がないといつまで経ってもできないと思う。油と水の関係みたいなものだ。そこのところを行政側として、今後住民に対してどのようにしていこうと考えているのか」

執行者 「住民の皆さん、緑が丘の皆さん、3万町民の皆さんに向かって、町の取り組みは十分に今後も説明をしていく。」

委員 「今回、4000名あまりの書名を添付しての請願というものをどのように考え受け止めているのか? 前部長の時には、「桜美園便り」等が発行されていて、それにより情報を得たり、桜美園が今何をおこなっているのかを、少なからず垣間見ることができたが、このところ「桜美園便り」も発刊されていない。今後、発行する意志があるのか。担当部長から、桜美園は、臭気、ダイオキシン、飛灰に対して、それぞれ適正に管理をしている発言があったが、まったくこれとは相反する要望が出ているということに対して、適正にやっていることをどのように証明をするのか。広域化の施設とは関係なく一時的な積替施設ならば理解される条件と考えるが、これは広域には使わない、何年間か、短期間に使用するんだということを明確に打ち出すということは出来るか」

執行者「署名の人数については、大変ご苦労があったのだろうと町としても重く受け止めている。 「桜美園便り」については、若干反省している部分もある。今の進み具合等、十分に住民の皆さんに、これでもか、これでもかというような形で情報提供をしていくべきだった。今後は、広報等を通じて、定期的に情報の発信をする。適正に管理してるかどうかという事ですが、いろいろと調査を環境調査等をおこなっていて、国の基準に基づいて適正に操業をしている。その内容は「にのみやの環境」に載せて、公表をしている。広域化の施設との、今回の積替施設との関係は、今までも特別委員会をはじめいろいろな場面で答弁しているとおりで、19年度末に焼却を停止するための施設として、積替施設を作っていくという事です。広域化で分担になった施設とは別に考えている。

委員「重く受け止めると言うのは、「聞いとくだけよ」というのか、意向に沿えるように、健康被害をなくすように考えるのかいろいろとあるが、重く受け止めるというのは具体的にはどうか」

執行者「町の廃棄物処理は、町の自治事務、町が責任をもって、町民3万人が排出するごみを処理していかなければならない。その視点に立って、今後も、この4000名からいただいた、意見、要望を照らし合わせながら、進めていきたい」

委員「桜美園の運営は、法令等に基づく大気汚染、または排ガス調査、15年度の「にのみやの環境」に載っている町独自の調査等々を言っているが、その辺で法律に違反をしているか。または、法律に抵触をしているか。

執行者「法令等に基づく環境調査、または、町独自に環境調査をおこなっている。内容については、降下煤塵の測定をおこなっている。採取の場所は、最終処分場付近の敷地内、緑が丘の公園の計4ケ所。その他は、環境衛生センターを中心に半径1.5キロメートルの範囲で、ダイオキシン類の調査を町内10ケ所。それと重金属類を町内30ケ所で調査をしている。これらの調査については「にのみやの環境」にすべて掲載し、公表しており、数値についても、すべて基準値をクリアをしている。」

委員「いろいろな基準を守っていても、それが健康被害に結びつくんだという説明は先ほど地区長からもあったが、立地条件の悪さ、煙突の低さ、それから住宅地がすぐそばまで開発されたというところの条件の悪さというものも第1に考えないといけないと思う。4,122筆という署名を添えたこの請願がおこなわれているという住民の思いというか、本当に悲痛な叫びだと思う。一刻も早い対応を取っていただくことを望むが、環境測定については、10ヶ所とか30ヶ所とか調査をしているようだが、それについても町民と同じ目的を持って一緒に調査することはできないか。」

執行者「法律に基づいた調査なので、我々の範囲でやらせていただく。」

委員「協働と言うからには、決めていく段階で町民と共に考えていくことが必要だと考える。他の市町との広域化も、住民不在で決まっていく不安、決まってから知らされると言うのでなく、計画段階での情報の提示を望む」

 以上で参考質疑を終結し、委員による意見交換は省略となり討論に入りました。

 反対討論として  「じん芥焼却場並びに最終処分場の運営にあたっては、関係法令等を遵守し、鋭意、操業に専念努力している姿勢には、よく理解し、認識する。環境に対する対応は、法令等に基づく排ガス、地下水調査をおこなうことのみならず、町独自の桜美園周辺の環境調査をおこない、法律で定める基準値内をクリアするなど、周辺住民の環境には特段の配慮がなされていることが伺える。じん芥焼却場の有無については、平成19年末には焼却停止を公約しており、じん芥焼却炉の即時停止を始め、3項目について、全町民の日々の生活に直結している問題です。非常に厳しい要求だと考える。公約である平成19年末までの間、または、前倒しができれば、それまでの間、環境行政に携わる職員一同、いや二宮町職員が一丸となって、桜美園周辺住民の環境には最善を尽くしていただきたい。しっかりとした対応を強くお願いし、反対討論とする」

 同じく反対討論として「今回出された請願の住民の切なる思いは、よく理解できるが、議会でも特別委員会が継続して動いている現在、今後、具体化に向け委員会の動きに期待ができると思われる。住民皆様方のこの切なる思いをよく理解した上ではありますが、「即時停止」「いかなる廃棄物関連施設の建設反対」「最終処分場の使用停止と更地化」を求める強硬な請願には賛成はできない」

 賛成討論として「子どもの健康への影響は成長期であることからも非常に大きく1日も早い解決が望まれる。請願者の説明にあったように、自治会から町に何度も要望書を出して改善交渉を行ってきたにも関わらず、町はその機会を生かさないまま住民の健康被害が拡大と悪化をしてきている。ごみ焼却場と最終処分場、し尿処理場が一塊にある二宮町環境衛生センター桜美園は、住宅地と隣接し、古い型の焼却炉と低い煙突により周辺住民の健康に影響を与えていることは、住民自らおこなった調査でも明らかだ。桜美園とその周辺地区に新しい廃棄物関連施設の建設は、法律でも一ヶ所にわたり長期に集中させるべきではないとされていることからも、焼却をやめたら、新たなる施設を作るというのは、周辺住民は納得できることではない。住民の健康を守ることは町行政の責務であり、この請願に賛成する」

 同じく賛成討論として「4千余名の署名を添えての請願は、緑が丘の住民だけの問題ではなく、二宮町全体の問題として取り組まなくてはならない。取り組まなければ、もはや解決できない問題ではないかと思う。請願者側の説明と町当局よりの説明で明らかなようにお互いに相容れない点が多くあるが、行政は誰のためにあるべきかと考えると、町民の意思は最大限配慮されるべきであると思う。協働のまちづくりを目指す町当局、そして、議会は、今回提出された請願を採択し、正面からとらえ、桜美園周辺の問題を解決するべきだと考え賛成する。」

 以上で討論を終結し、平成17年請願第2号を採決したところ賛成多数で不採択と決しました。よろしくご審議のほどをお願いいたします。




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