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4.ハザカプラント視察報告
 去る2003年2月12日、にのみや21研究会(メンバー8名)にて宮城県へ資源循環型リサイクルシステムの視察に行きました。

 宮城県の株式会社県南衛生工業が運営する「ハザカプラント」は、一般家庭、食品工場、食肉加工場などから出される動植物性の残渣、下水処理場の汚泥などの有機性廃棄物を完熟堆肥としてしまうシステムです。出来あがった堆肥については、稲作農家やハウス栽培農家、ゴルフ場などで土壌改良用コンポストとして利用されているということでした。

 今回、プラント自体を見学させていただきました。全部で6棟のプラントがあり、それぞれの棟に幅3m、深さ2m、長さ100mのレーンが2本並んでおり、そのレーンの上に攪拌機が1台あります。レーンの中に廃棄物が投入され、攪拌機がその廃棄物を1日2回攪拌し動いていきます。有機物はこの攪拌機によって1日4mずつ移動しながら微生物による醗酵を行い、最終的に有機物は完熟堆肥となるということです。動物の骨なども最終的には影も形も無くなってしまうということでした。私が見学させていた当日も有機物が入ったレーンでは攪拌機が有機物を切り返すたびに湯気があがり、有機物が醗酵している過程を目にすることができました。

 今回の視察で感じたことは、プラントの規模の大きさや有機物の醗酵ということではなく、この「ハザカプラント」の特徴が地域のなかで資源を循環システムに切り替えることができる点の素晴らしさでした。
 有機廃棄物の処理として通常行われている処理はやはり有機物を燃焼させるというやり方だと思われます。しかし、このハザカプラントの場合は、地域から発生する有機廃棄物を完熟堆肥にかえ、それを土作りに利用し、そしてその土から出来た作物を消費者・地域住民に届けるという循環型のシステムを作り上げることができるといいます。

 また、このプラントから出来る堆肥を利用すると農作物そのものが病気などに強くなり、化学肥料を必要以上に利用しないで済み、有機栽培も可能という農家の方の意見もあるようです。

プラント正面01
プラント正面02
出来上がった堆肥を観察

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